止まらない車

どうしてまあ、オキナワの車は歩行者がいても止まらないのだろう?
青信号になっても、最低3秒間は待たないと横断歩道を渡れない。
58号線をわたろうとする時、信号が青にかわってから3台くらいは盲スピードで通りすぎていく。
ひくきなのか?
いまだに、ケイタイで話しながら運転して、歩行者をひきそうになっていることさえ気が付かないってことも多々。

「オキナワは時間の流れがゆったりしている」といわれているけれど、部分的にいそいでいるところがある気がする。車にひかれそうになるたび「どこがゆっくりで、ゆいまーるだよ!?」と思う。

きぢはそんな車に対して「負けてはいけない」という。歩みを止めずにいけと。
そしてら、向こうがキキーと急ブレーキをかけてヒヤっとする。危ないことをしたということを教えてあげるのだと。なので、きぢと一緒に歩いていると、強引な暴走車がきてもぐんぐん進んでいくので、思わずこわくなって腕をひっぱってしまう。きぢは「大丈夫だから」というけれど。

きぢは、いつも道路を歩く時、わたしの外側を歩いてくれる。
「ボクを盾にして歩いて」。
なのに、わたしは無意識に危ない場所に位置する傾向にあるらしく、
歩く場所をよく矯正してもらっている。

オキナワで暮らすようになって、車の動きを意識するようになった。


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