あの営業マンが大好きだ
あの大地震のあと、
僕は日本での働き方を考えていた。
海外での働き方も考えていた。
「ビジネス」と「商い」の二極化が
すごい早さで進んでいる。
江戸時代は、
「商い」をしていた。
しかし、今の日本は
ビジネスが盛んだ。
ビジネスは拡大することが
目的になることが多い。
人間をロボットのように扱い、
コストとして管理する。
残念だが、そこに心はない。
商いには、心があり
会話がある。
ビジネスの世界で
非効率や無駄と呼ばれることも
たくさん起こる。
僕はサラリーマンを通して、
自分が大切にしたいことを学んでいる。
人として大切にすべきことが何なのか
日々気付かされている。
「誰のために働いているのだろう」
お客様のためではない。
第一に仲間のためなのだ。
あの人のために、
僕はチカラの限り働くのだ。
今、僕は
あの人のために
真剣に仕事に向き合っている。
隣で、困りながら、
苦笑いしながら、
一所懸命なあの人。
「あの営業マンが大好きだ」