「クビ」をきられて感謝する
僕は、かつて
ひとりの経営者から
「クビ」を宣告された。
そして、その会社を去った。
理由は、彼の思う通りに
働かなかったからだ。
小さなミスが原因だった。
辞める頃にわかったが、
彼の誤解で僕に非はなかった。
でも、誤解させた僕にも責任があって、
誤解が解けても楽しく働けない。
最後の出勤日、彼に会えず
「ありがとうございました」のメモを置いて
会社をあとにした。
そして、今
僕はサラリーマンだ。
会社の方針に賛同し、
熱意を持って働いている。
いつ「クビ」を宣告されるかわからない。
サラリーマンはそういうものだと思う。
僕がしている仕事は、
日本でも数少ないビジネス。
世界でも数少ないビジネス。
すごくありがたいビジネス。
「僕はいい会社で働かせてもらっている」