経営か育成か
日本企業と米国企業では
解雇の仕方が違う。
どちらが良いとか
わるいとかの話ではない。
売上があって
利益が出ないといけない。
働く人へ給料を払わないといけないし、
赤字で会社がつぶれたらおしまい。
米国をはじめ、
多くの外国企業では
ようしゃなく解雇する。
冷たいかもしれないが、
当たり前だ。
しかし、日本企業は
解雇をためらう。
働く人には家族がいて、
いち個人を雇っているというより
ひとつの家族を支えている意識がある。
「ひとりの人間を育てるのか、
ひとつの企業を成長させるのか」
葛藤の中で、
経営者は常に悩み続けている。
いつか僕も会社を経営し、
悩み、決断のときが来るだろう。
「会社がなくなれば、
社員全員が路頭に迷う。
その家族に涙が落ちる」
今、ニッポンのいたるところで
経営者が決断のときをむかえる。