どこに色をつけたいのか、線をのこしたいのかなどを考えながら、図案を描きます。
紙に描く絵と違って、線を単純化させたり、モチーフを抽象化したりするので、計画性が必要です。 私は、なりゆきや思いつきで色をぬったり絵を描くことが多いので、型をおこすのに少し苦労します。
トレーシングペーパに、図案を写しとり、 型紙(ST紙もしくは渋紙)にスプレーのりで貼り付けます。 写真 2.1は防染糊を使い柄を写し取るタイプの型、写真 2.2はステンシルタイプで糊を置かず色をさす型。 紅型は、写真 2.1タイプで白地型と染地型の2種類あります。

写真 2.1

写真 2.2
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線をのこして、彫ります。デザインカッターとカッタボードを使います。
紅型の職人さんは、「突き彫り」という沖縄独特の技法で掘ります。ルクジューという豆腐を乾燥させた台の上で彫るそうです。
ステンシルタイプの型はこれで完成です(写真 4.1)。
この型を布にスプレーのりで貼り付け、布の出ているところに色をさします。
にじんだり、はみださないように、よく筆をしぼってすりこむように色をさします。
防染糊を使うほうの型は、つなぎを残しておきます。つなぎは、型を彫る時に模様が動いたり、落ちないようにする役目があります(写真 4.2)。
彫り終わったら、型紙を補強するための紗をラッカーで張ります。そして、つりをおとします(写真 4.3)。

写真 4.1

写真 4.2

写真 4.3
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布に型紙を貼り付け、防染糊をヘラでのばします。 糊が完全に乾いたら、色さしの時のにじみを防ぐため、豆汁(大豆の汁)を刷毛で布にふくませます。 豆汁が乾いたら、色をさします。 2度同じ色をさすのですが、一度目はうすめの色、二度目は濃い目の色をさします。 乾いたら、最後は隈(陰影を出す)を入れます。 紅型はこの隈どりが特徴です。 3日間ほど色を布に染み込ませます。仕上げは、布の裏面から、アイロンをあてます。
お湯をたっぷりはった容器に、布をひたします。こうして糊を落とします。 4時間くらいで糊がふやけるので、あとはシャワーで布にのこている糊を落とします。
糊が落ち、色がはっきりと現れる瞬間が一番楽しみで嬉しいです。
1回型を作ってしまえば、いろんな色の組み合わせを楽しめます。 写真 7.1の色は、現代の紅型で一般的に使われる樹脂顔料で染めました。あざやかな色合いです。 写真 7.2と写真 7.3の二つは、土顔料で染めました。 自然の色を使っているのでやさしく自然な色合いになりました。

写真 7.1

写真 7.2

写真 7.3
参考図書
・「型染め」(芹沢_介・高木明子) マコー社
・「花咲く布 琉球紅型 城間栄喜作品集 NHK出版
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