2010年9月アーカイブ

グリグラ秋冬仕様

20100930.jpg

通販でたのんだ温室がやってきた。
観葉植物用だけど、うちではグリグラの冬のすまいのために。
ここ2年ほど、グリグラのカゴにはペット用のヒーターをいれているんだけど、保温性を高めるためにカゴごと温室でおおっている。
家が木造なので通気性がいいかわりに、壁から冷気もやってくるんだよね。
年とると小鳥も寒さ暑さには弱くなるのです。

kahoriで午前中は「フラワーレメディーお話会」、午後は「フラワーレメディーベイシック」という一日中植物の話につつまれた。

お話会の今回のテーマは、心理学的な観点からみた「意識と無意識の世界」。
そしてレメディーはどこに作用していくのかということ。
レメディーを選ぶとき、言葉にふりまわされないようにというのはそういうことか。
高校生の頃から、いかにこの気持ちを言葉におきかえていくかといところに重点をおいてたので(文芸学科だったしね)、言語化する前のわきあがる感情をいかにキャッチするかというのはこれからの課題だなと思った。

これから1ヶ月は、kahoriでの個展にむけて、植物たちと毎日向き合う日々になるから、また夢にどんなふうに登場してくるのか楽しみ。

「今年の夏はビールがおいしく感じる」ときぢ。
だけども、お酒の弱いきぢは缶ビールを1本飲みきるほどではない。
わたしはまったく飲まないし、飲めない。だからつきあえない。

そこで酒豪かおりんが登場してくれた。
家で毎晩、一日のしめくくりにお酒を飲むというのをきいていたから、きぢが「あとはかおりんにのんでもらえばいいさ~」って。

ビール大会の約束をしたのは真夏だったけれど、いまやゆたんぽの恋しい季節。
ビールのつまみは、刺身やサラダじゃなくて、あったかいキムチ鍋にした。
おしゃべりしながら気のおけない仲間たちと囲む鍋は、どうしてあんなにおいしく幸せなんだろう。
きぢとかおりんは、メキシコやハワイや日本のビールを6本あけた。
きぢは顔まっか、かおりんケロリ。あとからきいた話では夜勤明けだったとか・・・

あきちゃんのお友だちのタイプレメディーは、なんと「ミムラス&ロックウォーター」だった。
外側に向く気持ちと内側に向く気持ちがあわさるとどういうことになるだろう?

1年ぶりにあらためて「ミムラス」についてくわしく説明をきいた。
きぢのお花ミムラスって、そんなにけなげだったのね。
ほかの植物をおしのけてまでも自分を通さないミムラスは、太陽を求めて体をクネクネと変形させる。周りにむかって派手にかわいく開かれた花も、特定の虫専用のサイズだとか。

フラガール

20100923.jpg

かおりんのフラの発表会。
横浜の大桟橋ホールで、カモメや客船や海に見守られながら、たくさんのフラガールが華やかに踊っていた。

わたしのなかでフラの時間がとまって3年。
東京でもずっと再開したいなと思っているのだけど、沖縄のハラウやクムへの思いが強くて、なかなかふみだせない。
かおりん、美しく踊っていたな。
わたしもあのまま続いていたら、美しく踊れるようになっていたのかな。

一緒にいったゆかちゃんははじめてフラの舞台をみるらしく「すごくきれだね、天国みたいんだね」としきりに感動していた。天国という言葉をきいて、フラガールと高木ブーが重なって「ドリフの天国?」ときくと「ちがうよ~」とゆかちゃん。

雨風つよい満月の日。そして秋分の日。
昨日からわたしの体調はおかしいんだけれど、節目の日かな。

沖縄からようこそ。

沖縄時代の職場がほんの少し一緒だったアイリさんが沖縄から上京してきた。
整体の学校を卒業して、東京にいるすごい先生の弟子としてやってきたという。
思いきりがよくて、目指すことがはっきりしていて素晴らしいと思う。
少なくとも3年は、この先生のもとに修行すると覚悟をきめてきているんだって。

整体でも、鍼灸でも、アロママッサージでも、人を癒すというのが目的だと思うんだけど、そこには技術プラス目の前の患者さん(お客さん)と向き合う気持ちが欠かせないと思う。
そこで我が家のホームドクター「エコパオ」と「kahori」へご案内。あの空気にふれてほしかったんだ。
「コトリさんは大丈夫そうですね~、心と身体のメンテナンス。」ってアイリさん。
うん、近所に頼れるホームドクター的存在がいるのは安心。

アイリさんのこけからの成長がとても楽しみ。
わたしもがんばろう~。

夏のなごり

20100921.jpg

エママをさそって、外堀沿いのオークビレッジ特設会場へ。
木工と日本の植物でできたアロマに囲まれて、やっぱり樹木っていいな、木製のものってステキだなーと思った。エママはめずらしい「クリのハチミツ」をかっていた。濃厚な味らしい。

夏が逆戻りしてきたように暑い。
神楽坂の坂を飯田橋からのぼると、けっこうな急斜面。
甘味屋さん「花」でフルーツクリームあんみつを食べた。
こんなに果物がふんだんにはいっているあんみつははじめて。
お店のおばちゃんは、なにかしらずっとしゃべっている。
「とてもおいしいけれど、すごい多いですね」というと、おばちゃんが「でもね、ありがたいことに誰ものこす人いないんですよ。みなさんペロっと食べてくださる」と。

エママとわたしは、こりゃのこすわけにはいかないなと、がんばって完食。
ほんとうにフルーツがたくさんでおいしいのだけれど、今度はもっとおなかをすかせてこないとね。

20100919-2.jpg

鬼子母神でお店を出している時、一羽のハトがわたしたちの周りをいったりきたりしてた。
わたしが席をはずしている時は、イスのまわりをぐるぐるとまわっていたって。

樹のしたにいたので、小さな木の実がおちていた。
ハトの目当てはこれだったみたい。あんなかたいドングリを一口で食べていた。
そして、時々わたしたちがおとすパンクズなんかも食べて。

鬼子母神の手創り市

20100919.jpg

ある日、夢の中に大きないちょうの樹がでてきた。
今ではかすかにのこる記憶だけれど。

鬼子母神の手創り市でコトリ工房がわりあてられたのは、東京都指定の天然記念物の大いちょうの正面。ほんとうに立派な樹で、もう700年くらいこうしてここにたっているらしい。

手創り市、たくさんの人がいきかった。
夏のあいだ、時々外に遊びにいきつつも、家の中で静かにすごすことが多かった(眠っていたり)。
だから、こんなにたくさんの人たちの中で一日をすごすのはひさしぶり。

いろんなうれしいことがあった。

20100918-1.jpg

たまが、秋の制作にむけて布を切りにきてくれた。
いつもながら、手早く丁寧な仕事ぶり。
今日のおやつは、亀井堂のシュークリーム。
コトリ工房がいつか本格的にアトリエ兼お店としてオープンしたならば、「おやつの時間」を大切にしたい。

午後3時。いれたてのあたたかいお茶と、とびっきりおいしいおやつを用意する。
どんなにいそがしくても、ゆっくりとおやつの時間を楽しむ。
みんなでちゃぶ台をかこんで、和むひと時。

夜は、きぢとたまと3人で、赤城神社のお祭り(縁日)へ。

・広島風お好み焼き
・富士宮やきそば
・げそ焼き
・たこ焼き
・みそおでん

を3人でわけあっておいしく食べた。

今年のお祭りは、各町会気合がはいっている。

20100918-2.jpg

ついに秋きた?

この2日間、夜は涼しく、朝は肌寒い。
9月も半ば過ぎ。そろそろほんとうに秋がやってきたのかもね。

春夏が好きなので、今年の夏の連日の暑さには「よくもまー毎日」と思ったけれど、夏がはやく終わってしまえばいいのにとは思わないようにしてた。
だって、秋がきたらいつものごとく、少しさみしくなってもの悲しくなるのがわかっているから。
で、今日も朝から冷たい秋の雨。なんだか胸のあたりがしんみりとする。

これから小学校の同級生たちとひさしぶりに会う。
それぞれの時間をどんなふうにすごしてきたのだろう?

雨、ほっとするね

20100908.jpg

台風が本州にきているらしい。
朝から雨がふって、涼しくて気持ちいいな。
昨日の10時間労働の疲れものこらずさわやかな朝。

写真はある日のグラ。
沖縄から送られてきたドラゴンフルーツを食べて、かわいい白いほっぺたが赤くそまっている。
顔がよごれてもかわいいなんて、動物と子供だからだよね。

1ヶ月分の労働

20100907.jpg

あまりにものんびりした日々を過ごしていたものだから、とつぜんふってわいたような単発の仕事が目の前にあらわれた。
で、1日だけの出稼ぎへ。WEB制作会社でもWEB作成のお仕事。

いきなりMacですか~!わたし、ここ15年ずっとWindowsでしかお仕事したことなくて、まずいと思った。今日中に仕上げなければいけない大量の写真とWebページ。指示くれる社長さんもWebのことも、この仕事のこともあまり把握していないという事態に。
こんなもんか、単発の仕事って思うことにして、もくもくと作業することにした。
でもね、MacはやっぱりWinとは使い勝手が違うんだよね。「パソコンの使い方教えてください」とは、さすがにプロとして派遣されてきているのにいえない~。

昼休み、近所の漢方薬局で「麦味参」をかっておいてよかった。
チェスナットバットを水にいれ、麦味参をのむ。救われたかも。

なんとか仕事もひと段落したのは、夜10時。いつもなら布団の中にはいっている時間。
でも、世間一般の人たちの日々の労働を体験できてよかったと思う。
コンビニのごはんなんかを食べながら、おそくまでパソコンの前でがんばっているんだ。
毎日毎日のくりかえし。

神さまに「で、どうなの?あなたもこんなふうに生きたいの?それとも別のやり方が?」
と問いかけられたように感じた。

「宇宙の約束」

あきちゃんと京王線の永山という遠い場所に映画&講演会をみにいった。
「宇宙の約束」。
かっこちゃんという特別支援学級の先生を撮った映画で、いつも彼女のメルマガをよんでいるので本人のお話を直接きけるというのも楽しみにしていた。

映画をみていると、途中何度も涙がポロポロとこぼれた。
「みんなが理由があってうまれてきたんだ」という言葉。
じゃあ、身体や心の不自由さから何を学んでいるのか?
この胸の痛みや、別れの悲しさはやっぱり意味があるの?

キリストを最後に裏切った弟子のユダの話がでてきた。
ユダにはユダの役割があったと、心に納得させるのはなかなかむずかしいことではある。

心を動かされて涙がでるというのは、心をおおっていたまくが溶かされて、ほんとうの自分の気持ちにふと気づいていしまう瞬間でもあるのかな。
映画をみて泣きながら、映画とはぜんぜん関係ない自分の思いがぴょっこり出てきてまた泣いた。

くまちゃんのタイプレメディー。
助産婦かおりんのゆかいな仲間たちが勢ぞろいするなかでのコンサルテーションだった。

「草系にちがいない」というかおりんとわたしの予想はみごとにおおはずれ。
なんとも華やかなバラ科の樹じゃないですか。

チェリープラムは、日本の春に咲く桜のイメージに近い。
真っ黒な幹に、真っ白なお花。葉っぱが出るよりも花が咲くという順番がポイント。
無意識と意識の間を自由にいったりきたりできる人なんですって。

いいものも悪いものも、自分の中の奥深くにしまいこむ癖があり、そのしまった場所があまりにも深いので、自分でもすっかり忘れてしまうとか。でも、ふとした瞬間に、しまいこんでいたものが目の前に現れ「わ~!なんだこれは」ということにもなりかねない。

「誰もチェリープラムさんの感性にはついていけません」とかほるさん。
まだほかの植物が芽を出していないか出し始めたころ、真っ白なお花を咲かせる(時には雪の中でも)トップバッターのチェリープラムさんがいてこそ時代は動いていくのかもしれない。

水曜日の吉祥寺

2週に1回の中医学講座も、もう5回目。
今日はとくに「気虚(ききょ)」についてくわしく講義。
「コトリさん。気虚の症状をいってください。自分のことを話せばだいたいあてはまると思います」
と先生。なんだと~!

「冷え性で、眠くて、顔色が悪いです」

あとこれに「やる気がでない」とか加えられるんだけど、わたしは「やる気」に関してはいけると思うんだけど・・・。でも、時々逃避行動として眠りに走っているかもしれない。

授業のあとは、あきちゃんのお友だちうーさんと合流して、アジアンランチ。

うーさんの話は奥が深い。いろんな状況をのりこえてきた人だから言える言葉を、しんみりと心にうけとめた。「起こってくることはみんな自分にとって必要なことなんだよ」。

人とくらべて自分をみるというのはなんの意味もないことだし、
今歩いているこの道はまぎれもなく自分の道だということを、しっかりと感じていたいと思った水曜日の午後だった。


アーカイブ