2007年9月アーカイブ

雨の銀座へ

映画「めがね」と無印良品にいくために銀座へ。
今日は昨日に引き続きさむい~。
上着もきてマフラーもつけてもぜんぜんあつくない。

ざんねんなことに「めがね」は、満席でみられなかったので次週。
無印では、引っ越し先でおきたい家具を探してみた。
いい、シンプルでいい。だけど意外と高価なんだよね。
家具は安っぽいのはつかっていると悲しくなりそうなので、「一生つかえる!」ってくらい丈夫でお気にいりのものを選びたいけれど、いつも引っ越し貧乏で「まあ、とりあえず」ってものしか買えない・・・。
夜、「ビフォーアフター」とかい家のリフォームの番組をみた。
古い木造の2階家が、モダンな使い勝手のいい家に変身。
たしかに9坪しかないあの家をあれだけ広々つくりかえるのはすごいと思った。でも、古い感じが好きなわたしとしては「あぁ、日本的な木造家が・・・」とも思ってしまう。
いいんだよね、あの漆喰の壁とか、茶色い木の柱とか、縁側とかがね。

糊置き

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冷蔵庫ですっかりかたくなってしまった糊をきぢにやわらかくしてもらった。
水分が蒸発しているので、少しずつ水を糊にねりこんでいく。
わたしがやると、先をいそぐせいか糊と水が分離してダマができるけれど、きぢがやるとなめらかになるから不思議だ。これからは、糊担当になってもらおう。

和紙に型紙をのせて糊をおく。
型をそっとはがすときのドキドキが好き。
まだ染めてもいないのに、完成したかのようにうれしくなるから。

型を彫る

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最近、集中して型を彫っているものだから、刀を持つ右手の人差し指がじんじん痛い。
指も筋肉痛になるのかなぁ。
型を少しずつ彫りおとしていくと、自分のデザインしたものがじょじょにこの世にうまれてくるようで、うれしい。
今、彫っているのは、「栞」用の小さな型。

紗張り2

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紅型の工程のなかで一番苦手なのが「紗張り」。
なんでって、紗を型にはるためのシンナーとペンキのにおいで頭がクラクラするから。
今日は夏のように暑かったので、日がおちる夕方をまった。
ベランダに出て、マスクをして、蚊取り線香をたいて、紗張りをした。
とにかく今回の展示会のメインになる「蔵書票」の型を優先的に9月中に作ろうと思っていたので、ここまできたら一安心かな。
で、10月になったら一気に染めをはじめよう。


紗張り(しゃばり)

今日は昨日までに彫った型8枚を紗張りした。
沖縄以来の作業だっだけど、カシューは半分固まっていてちょっと焦った。
沖縄では近所の金物屋さんで売っていたけれど、この前近所の金物屋にいって「カシューありませんか?」ってきいたら「はっ?」って知らないみたい。これからは、染料屋さんで買うしかないなぁ。

月を見上げて

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今日は満月。
雲が多くて、風があるみたいですぐかくれてしまう月だけど、ほんとうにまぶしく輝いている。
ほとんど1日中家にいて、ごはんを食べたり、作ったりする以外はずっと型彫りをしているから、こんなふうに空を見上げるのは気分がすっきりする。
99ショップにジュースを買いにきぢと夜道を散歩。
月が気になって、気になって、何度も立ち止まってしまう。
きぢは、早歩きで先をいそいでいるようだっだけど。
これから秋になって、冬になって、どんどん夜空がきれいになっていくんだよね。

芭蕉布

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銀座にエママをさそって「平良敏子展」を見にいった。
今年、米寿の敏子さん。
芭蕉布の現役職人さんというから、すごい。
芭蕉布って、涼しげで、控えめだけどモダンで、見ているだけでいやされる。
こんなにいっぱい作品を見られると思っていなかった。
こういう着物関連の会場って、有閑マダムがわんさかいて、非日常な世界を感じたりもするけれど。
とにかく、今必死に作品作りをしているわたしにはいい刺激になった。
刺激というにはあまりにも、やさしくしみてくる作品たちだけど。

帰りはITO屋により、蔵書票のための和紙を買った。
和紙を染めてブックカバーっていうのもいいかもしれない。

制作中

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11月の展示会に向けて、今制作まっただ中。
「あと半年あるや」
と思っていたのもつかのま、あと1ヶ月しかない。
去年よりもたくさんの型をどんどん作っている。
9月いっぱいでなんとか型を作ってしまいたい。
型染めを進化させていこう。

キッチンオトボケ

早稲田に小さな頃から暮らしてきたけれど、ついに「キッチンオトボケ」デビュー!
きぢがいなければ、きっとここにはいることはなかっただろうなーと思う。
きぢはオトボケ名物「じゃんじゃん焼」。わたしは「クリームコロッケ」。
2人で食べても合計1100円って安い。
まわりはほとんど大学生の男の子たちだった。
なんか学生の頃の、あのたわいもない時間やおしゃべりを思い出した。
夜の早稲田を歩きながら「大学のある街ってなんかいいな~」と思った。

秋分の日の稲刈り

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はじめての稲刈り。
刈るだけでなく、稲をむすんで干すところまでやらせてもらった。
だいたい、あんなに稲穂をじっくりみたのすらはじめてかもしれない。
はじめて会う人たちと共にもくもくと農作業。
無農薬の畑だから、虫や蛙が元気にとびまわっている。
やっぱり土はいいなーと思った。
きぢは自然の中にいるととっても元気。
そして稲刈りも人一倍はやい!

稲刈りのあとは、農家の人が作ってくれたおいしいごはん。
はじめて会う人がほとんどだったけれど、なにか通じるもがたくさんあった。
春にはぜひ田植えをやらせてもらおう。

新しいお家

神楽坂の家の手続きが着々とすすんでいる一方、わたしの心の中から小日向のあの家の景色がはなれない。古くて、植物が元気で、素朴なあのお家。やっぱりあの土と草のある風景が好きだったんだと思う。戸越のおばあちゃん家が大好きで、とりこわしになってしまう前の1年だけでも暮らしたかったんだけど、土地の権利をうるとかうらないとかうことでゴタゴタしているからとあきらめたけれど、古い木造の家に対する思いがきっと心のなかにのこっているんだと思う。
植物が元気な様子とか、古い木造の家の壁や柱の感じとか、そういうのが小日向の物件はなんとなく似ていたから、暮らしたら不便そうなのとかはわかっていたけれど、捨てがたかった。
でも、もう赤城のほうに決めたから。使い勝手のよさとか交通の便のよさとか。
いつか大切に作られた古い一軒家に暮らそうと思う。アパートでもいいんだけどね。


返却ワークショップ

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あとさき塾の作品返却ワークショップにいってきた。
今日はほんとうに参加できてよかったと思う。
自分はどれだけ絵本と真剣に向き合ってきたかってことを、あらためて考えるいい機会だった。
先生の講評は
「いいものを書きそうな気配はあるけれど、その前でとまってしまっている。もっともと時間をかけて、丁寧に描いてみてください。」
まったくその通りだと思う。先いそいで、小さくまとめてなんとか期日にまで間に合わせた絵っていうのは先生にはお見通しなんだ。やはり何万作も絵本を読んできている人たちはすごい。わたしが5点の中で一番心をいれて描いた「壺屋のジョー」は高評価。一番絵本になりそうな絵だって。ジョーがいいって。伝わるんだ。心は絵になって見る人に伝わるんだ。
わたしは、この4年間、絵本のことを毎日少しずつ考えながらも、真正面から向き合わなかったと思う。それができなかった。他のことで手一杯になってしまって。
それはそれでもういいと思う。でも、なぜ自分がまた絵を描こうと思ったのかを、もう一度しっかり思い出そうと思う。

写真は沖縄のまいちゃんが送ってきてくれた「月桃の実」。
ふー、なごむ。

決断

今朝、目覚めたら、昨日まで迷っていた物件に答えが出ていた。
もう一つのよさもすてがたいけれど、総合的にみてストンと着地した。
で、さっそく不動産屋に交渉。
11月までは、展示会の準備で落ち着いて引っ越し作業ができないので、なるべく契約を先延ばしにしたいと思って。さすがに2ヶ月待ってもらうことはむずかしいから、11月からということでOKしてもらった。
丘の上ではなく、下町へ。

悩み

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このところ悩んでいる。
借りようとしている家のことで。
今日も再度、両方の家をみてきた。(エママを連れて)
2者択一まできているのだが、答えがでないまま1週間がすぎていった。
どちらも、利点も欠点もあるんだけど、まったく違う二つの物件なので悩みは深い。
ふと、壺屋のアパートを借りたときのことを思い出してみた。
暮らし始めたらあんなに気に入っていた高江洲アパートも最初は他の物件と迷っていた。
なんで迷っていたか。やはりあまりにも種類の違う3つのお部屋だったから。
こんなに悩むならいっそうのこと、ゼロに戻してしまえとさえ思ってしまう。

きぢは、「花男」をグリと読書中。

お墓参り

高輪のおじいちゃんとおばあちゃんのお墓参りにいってきた。
きぢも初参加。
沖縄のお墓に比べてなんと小さいことかときぢは思ったことでしょう。
墓と墓の間が数センチしかあいてない。
東京の住宅事情と同じだなと思う。
お墓参りの帰りに、ひさしぶりに品川にいった。
ビル群がぐんぐん成長しているみたい。

兄の奥さんの実家へ赤ちゃんを見にいってきた。
小さいけど、なんてずっしり重たいのでしょう。
ずっと静かに眠ってた。
赤ちゃんってほんとうに不思議でかわいい生きものだと思う。
この子の成長をこれから見て行くのが楽しみだわ!

内見と青山散歩

午前中はきぢと、もう一つのほうの物件をみにいった。
今日は大家さんのおばちゃんがいろいろ説明してくれた。
「前に住んでいた人は、結婚して引越していったのよ」って。
自炊はあまりしてなかったようだとか、彼女が時々きていたとか、クリスマスには会社の仲間がたくさん遊びにきてたよとか、なにかと内情にくわしい。
わたしたちもここに暮らしたら、上に暮らしている大家さん一家といろいろおしゃべりすることになるんだとうなーと思った。
午後は、はっとりちゃんと青山ブラリ散歩。
夏のように暑い。
こちらにくると、ついついいろいろかってしまう。
兄夫婦への出産祝いに、赤ちゃんグッズをかった。
オーガニックコットンのスタイだとか、オムツパンツだとか、いろいろあって見ているだけでおもしろい。
クレヨンハウスには質のいい安全なものがたくさんあるけれど、こういうところに来るお母さんはある意味セレブだなと思う。だって、スーパーなんかに比べると高価なものばかり。

はっとりちゃんとお話もはずみ、気がつけばすっかり夜に。
家に帰るときぢが梅酒をのんで赤い顔をしていた。
ゴーヤーチャンプルーも作ってくれた。

坂の上の家

今日は休日なので、木曜日に下見した物件をきぢと一緒にみにいった。
一つは坂の上の明るいお部屋。そして神楽坂すーじぐゎーのアパートを外から。
きぢは、坂の上のお部屋を気に入ったよう。
わたしも二度目だけれど、やっぱり雰囲気がいいなと思った。
神楽坂からは、少しはなれてしまうけれど、土や風を感じながら暮らせるのは魅力。

しかし、この3日間よく歩いた。
東京にきて電車生活になり、自分の足で歩く(こぐ)ことがめっきりへったから、いいリハビリかも。
沖縄での、あの坂道自転車生活でかなり足はきたえれたと思う。
東京でも意識してがんばろう。

台風と物件探し

夜にかけて関東に台風がやってくるというから、
天気をおそるおそるみながら不動産屋にいって物件を紹介してもらった。
神楽坂の目当ての物件は両方ともすでにきまってしまったらしい。
そして2つ紹介してもらった物件は、偶然、共に神社のすぐ向かいにあった。
若宮八幡の近くの物件は、古い木造モルタルのアパート。
「物件は古くてもいいです」
といいつつも、鉄筋の古いお部屋をみても心がひかれなくて、
木造のお部屋は「あ~、なじむ」と感じる。
木造アパートの近所やアパートの雰囲気はすぐにきにいった。
でも、エアコンがないのと、3年期限の物件だというのが少しネックだな。

夜、台風が関東にきたらしくテレビはそればかり。
でも、結局、家のほうはそれほど雨の被害もなくよかった。
物件のことと、台風のことで頭が興奮してねつきが悪かった。

発熱

昨日の夜中から、きゅうに鼻がつまって熱まででてきた。
学生の頃、試験が終わったり、部活がお休みになったとたん風邪をひいていたみたいなやつかしら。
で、夜中に風邪薬をのんで眠ったら朝には治っていたけれど、なんだか眠くてソファーでお昼ね。
そして目が覚めると、もう午後の2時!やっぱり病気なのかな?
でノソっと起きて、部屋の整理などをしていたらもう夕方。
地蔵通り商店街に買い物にいった。西日がポカポカして、なんとものどかだった。
やっぱり昼間働いていないのは、心によゆうができていいな~。
で、きぢが夜かえってくるなり「熱が出た~。だるい~。頭いたい~」って。
わたしのがうつったのだろうか?いつもこのパターン。風邪でも、口内炎でも、ニキビでも、筋肉痛でも、半日あとにきぢが追いかけてくる。
今日は葛湯を飲んではやめに眠ろう。

時は金なり

朝から2人で1週間ためこんだ洗濯や掃除や樹木の伐採(きぢが)をした。
洗濯物は10人家族みたいだし、落ち着いて部屋をみまわすとホコリの玉が転がっていたり。
油断すると部屋なんてすぐあれはてる。
明日から、本格的に制作活動開始だから、机の上もなんとかすっきりさせたい。
1週間前に型のりに水をまぜたんだけど、なんとカビがはえはじめていた~。
外はすっかり涼しくなり、1週間前まであんなに暑かったのがしんじれれないくらい。
時は刻々と過ぎていっているのだなぁ。

正直、秋の展示会に向けあせっている。

秋ね~

仕事も終わり、今日からフリーになったわたしは、早起きをして朝からチャキチャキ行動するはずだった、だった・・・
いや、しかたない。昨日までの疲れがのこっていたのだろう。
だいたい最近、顔にニキビがではじめたり、口内炎ができたりしていたくだらいだから、きっと体もつかれているにちがいない。と思いつつ、午前中ごろごろすごす。
休日になると元気なきぢが、朝からチャキチャキとためこんだ皿洗いをしてくれた。そして、おいしい沖縄味噌汁をふるまってくれた。ありがとう!

午後はきぢの買い物に池袋へ。ビックカメラも、街もすごい人だった。
ほんとうに人ごみがとても苦手になってしまったみたい。
東武の地下で韓国料理スタンドで、チャプチェとブルコギ定食を食べてかえった。
韓国料理ってほんとうにおいしい~。

めっきり涼しくなって、もう気分は秋。

最終日

今日で1ヵ月限定のお仕事が終了。
自分で言うのもなんだけど「よくやりきった!」。
仕事開始の頃、「この仕事を途中でなげださずに1ヵ月やれたら、ずいぶんと忍耐&集中力がつくだろう」と思ったものだ。究極の単調作業!!Webの仕事とはいえ、右手の指2本と、左手のマウスを動かす微動。ともあれ、同職のみんなと楽しくおしゃべりした時間はよい思い出かな。

そして今日、おどろいたことが3つ。

1.昨日、わたしとしーちゃんが偶然にも「ぬか床」を買っていたこと。

2.しーちゃんの職場の掲示板に、なぜかわたしのイラストが現れたこと。

3.某絵本ワークショップのオーディションに落ちたこと。

いろんなことが起こるけど、すべて必然だと思うのだった!

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