2007年1月アーカイブ

今朝、目覚めたばかりのわたしの頭に浮かんだのは
あの日立グループのCMで有名になった「大きな木」。
それで、どこか旅先であの木をみたような、みていないような気がして、
「でも、CMに出た木だからって、観光の人がおしかけるけど、
そのまわりにだって同じような木があるのに、この木だけが特別なんてへんなの」
とかボーっと考えていた。
と同時に、ワイドショーで話題になった「崖っぷち犬」のことも考えた。
あの犬には、姉妹がいてやっぱり同じように施設に保護されているんだけど、
11倍の人気でひきとられたのはテレビに出た崖っぷち犬だけだったって。
崖っぷち犬のくじ引きに外れた人は、なぜ他の犬はひきとらないんだろう?

さて、会社に行く途中に3匹の放し飼いの犬とすれ違った。
この時間帯に放し飼い3匹にあうなんてめずらしい。
みんな白っぽい犬だった。

そして会社について新聞を見ていると、
おどろくべきことに、今朝突如頭のなかに浮かんだ「この木なんの木」の記事が出ている!
この木なんの木が伐採されそうだったけれど、日立がオーナーとして引き受けて、
そのままあそこにいられるようになったとかいう話。

そしてさらに、午後になると写真の注文で
7年前の記事に出た「犬」の写真がほしいという人から電話が。
魚屋から天ぷらをもらって、子供を育てているノラ犬の話。
首輪はしているから、昔かわれていて捨てられた犬なのかな。白い犬。

とにかく、偶然が続いて不思議な1日だった。
ちなみにこの木なんの木は、ハワイにいるらしい。モンキーポットという木だって。

壺屋拝所

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朝、いつものとおり、やちむん通り入口の拝所のところを通ると、
なにやら草木のはいったゴミ袋がある。
「拝所のお掃除をしているのね」と思いつつ、袋をのぞくと・・・
「月桃だー!!」
いつもあんなにわたしがほしがっている草木染めの草たちじゃないか!?
捨ててしまうならぜひほしい。と思ったものの、誰が掃除したのか人がいない。
その人が戻ってくるのをまっていたら遅刻してしまうし、かえってからまだそこに袋があることを祈りながら会社へ。

そして夕方。やっぱりもうあの草木たちのはいった袋はきれいになくなっていた。
拝所の草陰を探してみたけど、やっぱりない。
そうだよね、ゴミをあんなところに置きっぱなしにしないよね。
かわりに草陰には、かわいいカフェオレ色のネコちゃんが座っていた。
ここはミニジャングルだ。
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ほんとうに小さな場所なんだけど、大きなガジュマルのまわりに、オオタニワタリや月桃など沖縄を代表する植物たちがしげっている。
壺屋を守っている拝所。草陰にはビニール袋とかゴミがちらばっていたから、今度お掃除しにこようかな。

北風に負けない

ムーチーの日は暑いくらいだったけれど、昨日、今日と沖縄も冬模様。
北風がピューって吹くと、沖縄だけれど冬を感じる。

58号線を会社のある天久まで北上していくと、
あのえんえんと続くかのような上り坂なうえに、向かい風。
「もう、明日からはバスでいこう」
と思ってしまう。ほんとうに息はあがるし、ももは痛いし、顔は冷たいし。
でも、これもそれもフラのトレーニングになると思って、がんばってガンガンのぼる。

という日々の努力のおかげか、最近ももに筋肉がついてきた気がする。
みためはかわらないけれど、おしてみると弾力があるというか。
もともと、ももが細く、ひざ下ががっしりしている脚なので、
この調子でももはしっかり、ひざ下すらりを目指すぞ!

しかし、ことあるごとに先週ならったフラダンスを練習してみるんだけど、
手をつけるとステップがおかしくなるし、ステップを気にしていると手の動きがとまってしまう。
元来、わたしは不器用な人間なのだ。はーふー


パパイヤとソーキ汁

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パパイヤと豚のソーキ汁を作った。
パパイヤが肉をやわらかくしてくれるとか。
青パパイヤ(甘くない)は大好きな食材だったから、
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沖縄にきて、スーパーや八百屋でふつうにかえるのがうれしい。ふだんは、切るのが大変なので千切りになったものを買うことが多い。でも、こうして今回のように2個で100円とかいうと丸ごとかってしまう。
そうするときぢがほそーく千切りにしてくれる。(これはけっこう大変)生でサラダとして食べるのも、油でいためて食べるのも両方おいしい。でも、冬だからパパイヤ汁も食べたくなるのよね。

沖縄はパパイヤ天国だね。
庭になっている家も多いし。

心を洗う

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なんとなく胸のあたりがモヤモヤしていて、
自分のなかでしっくりいかない時など、フラっと神社やお寺にいくわたし。
あきちゃんに「神社は晴れた日の昼間にいくのがいい」というのをきいていたから、
青空のきれいな金曜日に那覇の「波上宮」にいってきた。
今、遠いところを旅している友人の安全祈願もかねて。

ほんとうに空が青くて、朱色の本殿がより美しくみえた。
境内の木の下に座って、目をつむって海の風をかんじていると、
心がスーっとすきとおっていくみたいに思えた。

一人の時って、神さまや樹や花とすの自分で向き合えるような気がする。心の中が無色になって、そこ20070127.jpg
にぽっかりと空がうまれるあの感覚。
不思議だなー。

前の日に、眠る前にきぢに皿洗いのことでブーブー文句いってしまったので、なんだか悲しい朝のはじまりだったけれど、家にかえる頃にはすっきりと。
自分の心のパターンも分析できた。
いいムーチーの日となりました。

波の上ビーチ

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なんとなくステキなうしろ姿でした。

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そんなににらまなくてもぅ・・・

この樹なんの樹?

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まぶしいくらい晴れていたから、木陰で少しお昼寝。

春も近く

気がつけば、日がずいぶん長くなった。
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ついこの間までは、仕事がおわって家につく頃には(午後6時くらい)もう真っ暗だったのに、今はまだうす明るさがのこっている。
あと10日もすれば「立春」だからね。
東京にいた頃は「どこが春だよ~」って寒さにふるえていたけれど。

けして夜がきらいなわけじゃないけれど、明るい時間が長いほうがうれしいな。
自分の時間が増えたような気持ちになるから不思議。

といっても、沖縄もこれからが一番寒い季節、ほんの短い冬だけど、心はもうキラキラお日様をあびたあたたかい海にいる。
4月になったら、さっそく海にいって遊びたいな。
そのまえに、あの腹痛になるほど体にフィットするウェットスーツをなんとかしなければ。
カレンダーに「モズク」マークをつけているわたしは海女?

月桃色に土色

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もうすぐ(1月26日)、ムーチーの日がくる。
この日は沖縄でも一番寒い日といわれているけれど、
今年は例年よりもあたたかくなると予報されている。
で、最近スーパーにいくと、ムーチー(鬼餅)を作る材料が売っていて、
やはり気になるのは「ムーチガーサ」(月桃の葉)。
この葉っぱで餅をつつむのだけど、
「葉っぱを切ったということは茎はどこかに捨てられてしまうのかな?」
と気になってしまう。
わたしがほしいのは、茎の部分なんだよね。
あー、月桃染めしたい。
写真は、月桃染めした布の上に、土で色を染めたもの。
草木の色と土色はやはり相性がいいみたい。

今日、きぢが帰って来るなり「船酔いしちゃった~」って。
「ぼくは船で酔わないコツを知っている!」といつも言っていたのに・・・
仕事でホエールウォッチング船にのって、波にやられたらしい。
ゆれる話を聞いただけで、気持ちわるくなってしまった。
その船にわたしも乗っていたら、間違いなく酔っていたね。
まず一番最初に。
2月に座間味島にクジラを見にいく予定をたてているところだけど、
今日のきぢの話を聞いていたら、さらに不安が大きくなってしまった。

はじめてハワイでホエールウォッチング船に乗った時のことがよみがえってきた。
すごく小さな船ってわけではなかったけれど、沖合いに着いた頃には、
「もうクジラなんてどうでもいいから、はやく陸に戻せ~」
という気分になったねあの時は。
しかし、見えたのは遠くのほうに、幻のようにチラっとみえたしっぽ?

でも、沖縄でザトウクジラを一度でいいからみたいんだよね。
わたしたちがホエールウォッチングする時は、凪であることを祈ろう。
今、きぢは畳の上でたおれている・・・かわいそう。

ロールケーキ♪

パティスリーポルシェの「黄金のロールケーキ」!
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2週間くらい前からロールケーキをかってくれるというきぢとの約束。
なんだったかな、なにかの賭けにきぢが負けたのかな。
「わたしが正しかったら、ロールケーキをごちそうしてね」
とかいって、ついにきのう三越の「ロールケーキフェスタ」で手に入れたわ。

夜、岩盤浴から帰ったのが、夜中の2時すぎ。
デトックスしたすきっぱらに、生クリームたっぷりのロールケーキ。
おいしい~。でも体に悪そ~。
たまにだからいいよね。

甘いの食べると、幸せ。

型染めフラッグ!

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月桃で染めた布に、土顔料で型染めをした。
水で糊をおとして、型染をした絵がくっきり出てくる時のうれしさよ。
今日はベランダのものほしが洗濯物でいっぱいなので、
お部屋のなかに干しているところ。
なんだか運動会の旗みたいでかわいいな♪

この布はブックカバーにする予定。
1ヶ月で7枚くらいのブックカバーを作るとして、年間で100枚くらいかー。
手工芸ってたいへんな世界だなあと思う。

去年の個展ではブックカバーは10枚くらいしかおけなかったから、
今年の秋の個展には最低30枚くらいは用意したいな。
よゆうのある今のうちにコツコツ染めておこう。

旅のお話「絵本をかかえてボロニャへ・第2話」を新たにUPしました。

第1話で風邪をひいてしまったコトリですが、
いよいよ「Bologna Children's Book Fair」の会場へ。
そこでコトリを待っていたのは・・・
第2話「なんだか悲しくなりました」 、お楽しみに!


雨の日に思うこと

今日も朝から雨。
予定していた「ホエールウォッチング」は延期になった。

ということで、仕事もお休みなので部屋でゴロゴロしている。
グリとグラもウトウト眠っているよ。
わたしが仕事にいっている間、いつも2人はこんなふうにまったりしてるんだろうな。

昨日、「グレート・ギャツビー」を読み終えたので、
久しぶりに村上春樹の「ノルウェーの森」を読み始めた。
きぢが朝作ってくれたカフェオレを飲みながら。
BGMはハナレグミの「音タイム」。

「ノルウェーの森」の37歳になった主人公ワタナベ君が、
二十歳前後の時の頃の回想が物語になっているけれど、
わたしがこれをはじめて読んだ時も二十歳前後だったから感慨深い。
だって今のわたしは、37歳のワタナベ君のほうに近い年になっているから。
37歳になったら、きっとまた読もう。

「ノルウェーの森」を読んでいると、不思議といろんなことを思い出す。
今日、思い出したのは中学受験のこと。
皇后ミチコさんの出身校でもある超お嬢様学校をなぜか受験し、落ちたあの思い出。
あの時、エママは「まだ子供なのに、辛い思いをさせてしまってかわいそうだった」
という感想をもっていたみたいだけど、
わたしとしては受験したことも、落ちたことも、結局公立の中学校にいったことも、
いい経験だと思った。その後、人生でいろんなことが起こってくるわけだけど、
「なるようにしかならない」「流れるところに流れ着く」ということを悟りはじめたのもあの頃かも。

あの時、超お嬢様学校がわたしを選ばなかったともいえるけれど、
わたしが超お嬢様学校を選ばなかったともいえる。たしかに受験したのはこのわたしだが。
だって無理でしょ。今のわたしをさかのぼってみればよくわかる。

さてシャワーをあびて、県立図書館にいってこよう。(かなりひさしぶり)

あきさみよ~

「あいえなー!」
「あきさみよ」
「いみくじわからん」
「だからよー」

これらのうちなーぐち(沖縄方言)をどう訳したらいいのだろう。
「グレート・ギャツビー」を訳した村上春樹さんもいっていたけれど、
違う言語に翻訳することで、少しずつ生の感覚は失われてしまうのだろう。

今日、会社でおもしろいDVDがあった。
ポパイやベティーちゃんなど、元祖米国アニメの主人公たちが、
なんと吹き替え版でうちなーぐちを話すのだ。
オリーブが「あいえなー!」って!!!
面白すぎる。

沖縄に暮らすまでは、「方言」というのを身近に感じたことがなく
それは単に言葉のなまりや癖だと思っていたけれど、
もっと深い、その土地で暮らす人たちの文化や歴史や性格などが
しみこんだものだということが最近わかってきた。
大学で「言語学」という授業をとったけれど、
どんなことをならったのかさっぱり覚えていない。
今となっては、各地の方言は立派な学問、研究になりうるってことを知った。

「だからよ~!」(←沖縄方言大賞をあげたい)

シロとクロ

「鉄コン筋クリート」を見にいった。
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松本大洋の漫画のなかでも、一押しの名作だと思うんだけど、映画もやっぱりずっと胸が苦しかった。
クロがね・・・、痛いんだよね。とっても強いクロだけど、いいしれない悲しみとさびしさと絶望を内包していて、ギリギリのところでバランスをたもっているみたい。
クロが闇の世界に吸い込まれないのは、シロの存在があるから。
シロはバカみたいに単純で純粋で一見弱そうで、クロに依存しているように見えるけれど、
街も人も真っ暗闇の世界に飲み込まれないためには、
シロのような無垢な魂が必要なんだと思う。
そうミヒャエルエンデの「モモ」のような存在。

クロのような人に昔あったことがある。
今、どうしているだろうか?

きぢはなかなか「鉄コン筋クリート」と言えない。
「鉄筋コンクリート」と言ってしまうみたい。
だから、映画館の窓口で「コトリ、言ってくれる?」とたのまれた。
が略して「鉄コン」というのを知って、「よし!」とうれしそうだった。

フィッシュマンズ

Oさんが、フィッシュマンズのDVDとCDを送ってくれた。
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フィッシュマンズの独特のあの声と不思議な世界にとても惹かれるのだけど、ボーカルの佐藤さんはもうこちらの世界にはいない人。
わたしがフィッシュマンズと出会ったのは、3年くらい前にラジオで流れたリクエスト曲。「頼りない天使」。深く暗い穴の中で、ロウソクを灯して歌っているみたいだなと思ったのをおぼえている。佐藤さんの声は高いから、歌っているのが男なのか女なのかもわからなかった。
そのくらい、フィッシュマンズのことはなんにも知らなかった。

でもこうして、今になっても、ライブ映像を見られることは幸せなことだと思う。
若くしてなくなるアーティストって、なくなってからもなお人々に影響を与える人が多い。
なくなってからも自分の存在が進化し続ける役割をもって生まれてきているみたい。

旅のお話「絵本をかかえてボロニャへ・第1話」を新たにUPしました。

あわよくば世界進出をねらうコトリのイタリア珍道中です。
ふだんはつつましく暮らしているのですが、
なにを血迷ったのか時々大きく出るのがコトリの特徴なのでしょうか・・・

はじめてのイタリア、はじめてのボローニャ見本市、
絵本出版を夢見るコトリの野望はいかに!?

全4話完結です。どうぞお楽しみください。


止まらない車

どうしてまあ、オキナワの車は歩行者がいても止まらないのだろう?
青信号になっても、最低3秒間は待たないと横断歩道を渡れない。
58号線をわたろうとする時、信号が青にかわってから3台くらいは盲スピードで通りすぎていく。
ひくきなのか?
いまだに、ケイタイで話しながら運転して、歩行者をひきそうになっていることさえ気が付かないってことも多々。

「オキナワは時間の流れがゆったりしている」といわれているけれど、部分的にいそいでいるところがある気がする。車にひかれそうになるたび「どこがゆっくりで、ゆいまーるだよ!?」と思う。

きぢはそんな車に対して「負けてはいけない」という。歩みを止めずにいけと。
そしてら、向こうがキキーと急ブレーキをかけてヒヤっとする。危ないことをしたということを教えてあげるのだと。なので、きぢと一緒に歩いていると、強引な暴走車がきてもぐんぐん進んでいくので、思わずこわくなって腕をひっぱってしまう。きぢは「大丈夫だから」というけれど。

きぢは、いつも道路を歩く時、わたしの外側を歩いてくれる。
「ボクを盾にして歩いて」。
なのに、わたしは無意識に危ない場所に位置する傾向にあるらしく、
歩く場所をよく矯正してもらっている。

オキナワで暮らすようになって、車の動きを意識するようになった。


不二家のケーキ

今、不二家の期限切れ牛乳問題が話題になっている。
で、思い出すのは大学生の時のアルバイト。
不二家の焼きたてチーズケーキ屋さんで働いていたこのわたし。
だから、あのニュースで出てきた埼玉工場も、
役員が謝罪していた銀座本社のあの部屋も、
みんな見覚えがある。

牛乳ケチってしまったことで、大変なことになったもんだ。
たしかに家で飲む牛乳は期限が2、3日切れたくらいなら飲んじゃうけれど。

チーズケーキ屋さんのバイトは、学生時代やったバイトのなかでは一番楽しかった。
焼く人と、材料をまぜる人と、レジにわかれてローテンションしていた。
このチーズケーキ屋さんは、不二家のイメージアップのための宣伝もかねていたため、
高級な材料を赤字覚悟で使っていた。
1ホール500円で焼きたてだから、いつも行列ができていたっけ。

あまったり、失敗するともってかえれたから、
みんなでわざと穴をあけて「あー、失敗しちゃった~」って食べていた悪い子たち。
で、みんなして、のきなみ5キロ体重が増えていた・・・。
あのクリームチーズと卵の量だもん、毎日食べたらそりゃあ太るわ。

ペコちゃんとポコちゃんの復活をお祈りします。

まいちゃんの家で「ガジュマル染め」をしてきた。
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そう、先日の切り倒されてしまったガジュマルの樹。
まいちゃんが悲しい気持ちながら一生懸命集めてくれた気根と皮から色をとったのだ。

染めをしながら、まいちゃんの子供たちとおしゃべりをした。
ガジュマルの樹がきられる時に泣いて抗議したりゅうえいは、もうすっかり元気で、ガジュマルの切り株を太鼓に、枝をバチにして演奏会をしていた。
最近では、ガジュマルは「疲れたから眠っている」ことになっているらしい。りゅうえいの中では、あの悲しかったガジュマルの事件も、だんだんといい話にまとまってきているって。前向きな記憶のぬりかえってとっても大切だと思う。

さて、ガジュマルの染液で染めたTシャツ。
かわいく、やさしい、ピンク色に染め上がった!やったー!
ガジュマルの命の色だ。

年下の彼

大学時代の友だちから年賀状がきた。
「今、10歳年下の彼氏とつきあっています」って。
ということは20代前半・・・。たしかに若い。
でも、ありえない話ではないと思う。

学生の頃は、10歳年上の人とつきあっているとか、
5歳年下とつきあっているなんて聞くと「すごいな~、おとなだな~」とか思っていたけれど、
社会人になって、男女ともに出会う人の幅が広がってくると、年齢差に対して寛容になってきた。

年齢こそ近くても、価値観が違ったら、もうそこには深い溝があるも同じ。
そして年齢があがるにつれて、見た目の若さもその人のライフスタイルで大きな差がでてくる。

で、わたしの友だちはどんな人かというと、アルバイトをしながら舞台女優としてがんばっているステキな子。大学のとき、演劇学科だった彼女は今もあの頃と変わらない夢をもって日々精進している。
大学を卒業して10年以上がたった今、どれだけの人が夢をあきらめずに同じ道を歩き続けられているだろうかと思う。

「10歳年下の彼氏のおかげで、あきらめかけていたことも彩りをとりもどした」

今度、会う時にはよりいっそう魅力的な女性になっているのだろうなーと楽しみ。

思えば叶う。うん。

「知りたいと思った情報はすぐにやってくる」
というのは、ここ数年よく感じること。
たとえば「薬草についてもっと知りたいな」と思った時、自分の住んでいるアパートの敷地が昔、琉球王朝の「薬草園」だったということがわかったり、たまたま読んだ新聞に「薬草セミナーのお知らせ」がのっていたり。
今日、ひまさえあれば「ガジュマル」のことを考えていた。根っこの残っているガジュマルから芽が出てくるとしたらどういうふうにだろうかと。その絵を描きたいと思っているので、グーグルイメージで参考画像を探したけれど、「ガジュマルの芽が出た切り株」はそう都合よくはでてこなかった。
葉っぱも幹も枝もある健康体のガジュマルの写真はでてきたけれど・・・。
「たしかに、そんな写真はふつう撮らないよね」と思った。植物図鑑に出ているのも、切り株からでた芽じゃないよね。でも裏づけのない絵は描けないしと思いながら、家路をいそぐ。

そしたら、その探していたものに出会ってしまった。
一瞬通りすぎそうになったんだけど、わたしのあたまのアンテナが「ぴ、ぴ、ぴ」って反応した。
ガジュマルの樹の切り株から芽が出ている!!
いつもとほんの少し通る道が違っていた。今日はどうしても、その角をまがりたいと思った。
そしたら、そしたら!神さま、ありがとうございます。

あとね、願いごとは数週間~1年くらいでかなうようになってきた。
小さなことから大きいことまで。ただし、本気になって具体的に思えば。
まだ遠いぼんやりした大きな夢はまだだめね。切実になっていないから。

明日はカメラをもって、ガジュマルの芽に会いにいこう。

ギャツビーの告白

今、読んでいる小説「グレート・ギャツビー」は、第4章後半になってがぜん盛り上がってきた。
5年ごしに愛しい人に自分の気持ちを伝えようとするギャツビー。そのために豪邸をかって、この日を待つギャツビー。デイジーに会う前のギャツビーの顔面蒼白の緊張ぐあいが、すごく伝わってきて、途中で本をちゃぶ台の上に投げ出してしまったほど。小説ってすごい、文章ってすごい。

ここだけの話だけど、昨日からかなり久しぶりに物語を書き始めている。
昔みたいに思いつくままに、深く考えず言葉にしていこう。
そしてあとから理性的にまとめようと思う。

「君が60年代生まれだとしても僕は好きになっていたと思う」(前後文省略)
忘れないうちに書いておこう名文を。

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昨日、まいちゃんの日記を読んで、アパート前のガジュマルが伐採されてしまったことを知り、追悼のためいってきた。ガジュマルの樹が切られるとき、まいちゃんもショックだったし、りゅうえいも泣いた。
前の大家さんから、今の管理会社にかわって、いろんなことが変化したっていうのはきいていたけれど、今回のガジュマルの件もしかりだ。前の大家さんは、このガジュマルの樹を大切にしてたって。

樹がなくなるのなんて小さいと思う人も、樹がなくなることで心にぽっかり穴があいてしまう人も、この世の中には両方いると思うけれど、今回思ったのは、自分がたとえ前者の人だとしても、後者の人がいることをちゃんと知っておくべきだと思う。大切なのは、自分以外の人の気持ちや大切にしていることを想像する力なんだけれどな・・・。

まいちゃんもいっていたように「環境破壊」がどうのこうのっていうのとは、また別の次元で、人の心の問題なんだと思う。お金のある人がオーナーになって、オーナーになった人は好き勝手にできるというのは社会の仕組みなんだろうけれど、なんかそれだけの世の中だったらぜんぜんあたたかくない。
切られてしまったガジュマルのために、そして悲しんだ人たちのために祈ろう。

初紅型教室&初詣

午前中は、ひさしぶりでそして今年はじめての紅型教室へ。
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まだ新しい型の用意もしていないので、とりあえず年末に月桃で染めた布に糊おきをすることにした。が、大切な型を家においてきてしまった~。新年そうそうおまぬけなわたし。
今日の教室も、おしゃべりパワーが炸裂していた。この弾丸トークもひさしぶりだなー。もう少し話題が前向きならいいのにと思う。
時間もあるし、型を家にとりにかえったのだけど、大家さんに下でばったりあった。あいかわらず心が明るくなる素晴らしい笑顔だった。あの大家さんのアパートに住めて幸せ。

午後からは、きぢとパレットで待ち合わせて、小雨のふるなか波上宮へ初詣。
去年の初詣から1年ぶり。境内には、まだ縁日がでていてお正月気分がもりあがってきた。
この神社は、海の上の崖上にあるせいか、ぱっとひらけていて明るい雰囲気がすき。
お参りしたあとで、おみくじをひいたらきぢもわたしも「大吉」!
沖縄らしい紅型守りをかって、屋台で焼き鳥を食べて、波上宮をあとにした。
帰りがけにはいったラーメン屋「麦麦」は、けっこうおいしかった。

たった2週間あけただけで、あの中腰状態保持時間が短くなっていた。
筋力ってすぐおちるものなのね。
今日も新しい生徒さんが1人はいってきた。
今日がはじめてなのに、よく一緒に踊れるなとかんしん。
フラをはじめて1ヶ月がたったけれど、ようやくずっと練習している踊りのふりつけをおぼえた。
足も腰もすごくきついんだけど、先生のウクレレと歌の生演奏にあわせていると、なんでだか楽しい気分になってくる。

帰り、教室の先輩たちが「モスバーガーにいかない?」ってさそってくれたので、自転車を車につんでもらっていくことに。「パイプラインのはじっこのほうにある」といわれたけれど、わたしはそのモスバーガーの位置も、パイプラインの長さもわからなかったのがまずかった。那覇とは逆方向にどのぐらいの距離か・・・。車にのせてもらうも、けっこう遠いような気がして「帰り自転車で那覇まで帰るけど大丈夫かな?」っていったら、運転手のリンが「かなり遠いよ。浦添のはじっこだよ。大丈夫?」って。
時間も時間だし、悪いけれど途中でおろしてもらった。
もといたフラダンス教室のバス停に戻るまで、4駅も遠いところだった。

初出勤

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お正月とは思えないあたたかさ。昨日もそうだったけれど、日中は半そでもいけるかんじ。
で、1週間ぶりに自転車で上り坂をこいだ。なんだか腿の筋力が若干おちているのを感じた。

今日は夕刊がお休みなので、会社の中は静まり返っていた。
写真は同僚が手に入れたラジコン「ドラミちゃん」。
子供の頃にこんなのがあったら感動していただろうな。
今でも感動しているけれど。

沖縄のお正月

午前中いっぱい眠り続けた。
東京では片付けやなんやらで連日睡眠不足気味だったからね。1日くらい寝正月もいいでしょう。

午後からは読谷のきぢの実家へ。わたしたちが東京にいっていたことは知らなかったけれど、たぶんそうじゃないかと思っていたらしい。
沖縄オードブルをごちそうになった。

帰り道、読谷のウージ畑の道をドライブ。夕暮れの壮大な景色に「日本とは思えない景色」と感動した。

最終便から1本はやい飛行機で、沖縄に戻った。
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飛行機のなかも暑かったけれど、外もなんだか蒸し暑い。雨までふっている。
グリグラがぬれてはいけないので、タクシーで壺屋へ。
これは冬のにおいじゃないなーと思いながら壺屋のすーじぐゎーを歩いた。

5日間という、わたしにしては短い帰省だったけれど、何人かの友だちにも会えたし、家の掃除も手伝えたし、自分の部屋もリニューアルできたし、油そばも、タマリンドソースも、シナモントーストも、ラーメンも食べられて満足。

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