Category Archives: 植物

漢方薬+フクギ

2017-03-29(水)

今回のメインカラー黄色は、こんな植物で染めています。

今、布に染み込ませているところ。このまま一晩おきます。

漢方で使われる黄芩(オウゴン)とか黄檗(オウバク)とか黄蓮(オウレン)とか、名前に「黄」のつく植物は、とっても苦い。そして身体を冷やす。
私は冷え性と思っていたんだけど、実はその逆だったから、身体の熱を冷ますような薬草がいろいろ入っている。

バンシルーの木肌

2017-03-28(火)

樹が枯れてしまうと水分を吸い上げないので、樹肌がどんどん乾燥していく。
手で簡単にペリっと皮がむける。
なんだかシナモンみたいね。

「バンシルーが枯れてしまって寂しいけれど、この樹肌で布を染めたらどうだろう?」とふと思いついた。そしたらバンシルーのスピリットも喜ぶんじゃないかな。いつまでも、いつでも一緒にいられる。


皮をむいたバンシルーの幹。表皮の下も美しかった。

わが家のシンボルツリー

この家に初めて訪れた時、とても印象的だったのが庭の入口に立つ一本の樹。
木肌が美しく、緑も豊かなグァバ(方言:バンシルー)の樹だ。

まだこの家を借りられるかどうかわからなかった時、「この樹が認めてくれれば私たちはこの家に住めるだろう」って感じたんだ。

そして晴れてこの家での暮らしが始まった時、バンシルーの樹は美味しい果実を食べ切れないほど私たちにくれた。台風が来て、実がたくさん落ちてしまった時は、ジャムにしたり酵素ジュースを作ったりした。野鳥やコウモリもこの実を食べに来たんだ。
落ち葉は畑の腐葉土となり、時々は葉で染色もした。

大家さんが、どこかの家でいらなくなったこの樹をここに移植したんだって。大家さんもこの樹の実が一番美味しいと言って毎年楽しみにしていた。

けれど、今年ついにバンシルーが枯れてしまって、大家さんと「この樹はよく頑張ったよ」と名残りおしく見つめたよ。

「自然に帰れ」

2015-08-04(火)

家でおだやかに過ごすのは心地いいけれど、
リラックスが度をこして、気のめぐりがよくないんじゃないかなと感じることがある。
ぼーっとまどろむというか眠いというか。

だから、まだ涼しい朝に「歩く」ことにした。
目的地もなくただ家のまわりをスタスタ歩く。
さいわい、周囲は首里城公園なので緑も多く、見晴らしもいい。

公園の階段を上がっている時、ふと頭に浮かんだ言葉。
「自然に帰れ」。
ルソーだっけ?

森や海に帰りなさいって意味じゃなくて、
人間の内なる自然の状態に戻ろうよって言っているんだね。
社会の仕組みや慣習を鵜呑みにすることなく、もう一度人として生まれてきた自由を取り戻そう。
そんな感じかな。

目の前の自然と向き合う。
蝶々と蜂が花の蜜をすっているのを眺めていたら、
「ほんとうは人も豊かな世界に生まれてきたんだよね」って泣けてきた。

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蜂さん、ありがとう

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かぼちゃの贈りもの

2015-06-23(火)

ある日、種をまいた記憶がないがかぼちゃの芽が出ていた。
それは、最初は去年まいたきゅうりかと思っていた。
でも、ぐんぐんのびて、畑の塀をこえ、向かいにあるドラゴンフルーツにまで届いた。
もうわたしたちの目の届かないろころにいったけれど、やがて実ををつけていた。

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6月6日に収穫。翌日のわたしの誕生日に食べようかとも思ったけれど、
6月23日の慰霊の日までとっておくことにした。
きぢが塀にのぼってとってくれた。

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なんて美しい、大きなかぼちゃ。
わたしたちは肥料もあげることなく、手入れをすることもなく、
彼女は一人で太陽を求め、雨を受け、花を咲かせたんだ。

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今日まで部屋のなかで、ゴールデンマンスのわたしたちを見守ってくれた。
入籍記念日6/4、誕生日6/7、夏至6/22、慰霊の日6/23、結婚式記念日6/23。
ずっと部屋に飾っておきたい気持ちにもなったけど。
せっかく自然がくれた命の恵、やはり大切な今日という日に食べることにした。

味は・・・、沖縄のかぼちゃだった。
繊維が多く、甘くない。おいしいとは思えなかったけれど、
ありがたく、愛しくいただいた。(明日のぶんもあるよ)

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命をつないでくれたご先祖の皆さま、わたしたちは今日も生きています。

夏至の薬草酵素ジュース

2015-06-22(月)

夏至ってワクワクするね。
太陽の力をマックスに受けた庭の草たちで酵素ジュースを作ったよ。

サクナ、カンダバー、ローゼル、レモングラス、ミント、バーベイン、セージ、うりずん、ヨモギ、ハママーチ、アフリカンバジル、シークヮーサー(葉)、ハンダマー、ボルドジンユ、ミツバ、クワ、ゲットウ、ウコン

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小さな庭でこんなにたくさんの薬草が集まった。
庭にはまだまだ名も知らぬ草たちがたくさん生えている。

庭のなかまたち

2015-04-24(金)

お友だちが泊まりにきて、深夜までおしゃべりした翌朝。
雨や曇りが多かった数日を経て、青空がみえた。
旅芸人のお友だちは、次の地へと旅立っていった。

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ただひとつ咲いているブーゲンビリアの花は今日も赤く

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すずめのアップルズはりりしくて

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さなぎは蝶になり

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猫のグスクは、ひさしぶりのおひさまにウトウト夢心地

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鳩のサブレは、今日も仲睦まじくやってきた。

たしかに、なんでもない1日がそこにあり、
なんともいえなく幸せな充足感があって、
この世界は素晴らしいなーって思ったんだ。

奇跡のバナナ

2015-04-19(日)

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裏庭にあるバナナの樹。
台所の窓の目隠しに植えたバナナは、
予想以上にグングン成長し、
去年の夏はたくさんの実をつけてくれた。

そして夏の終わりごろ、第二世代のバナナがまた実をつけた。
でも、秋になり冬になり、おひさまの力が弱くなると成長がとまってしまったみたい。
でも、バナナは実を落とすことなく、北風をたえぬいた。
緑でかくばったままの実は冬眠しているみたいに。

そして春になり、また実が少しづつふくらみはじめた。
ふくらむ途中から黄色っぽくなってきた。

ある日、バナナのそばに立っていると、バナナが動いた気がして、
太い幹にそっと手をあてると、ゆっくり静かにたおれてきた。
命の終わりがきたのだ。
実をつけたままバナナの木は役目を終えた。

バナナは通常、10個ずつくらいついた房が8段くらいなるのだけれど、
このバナナは1房以外は、熟成が間に合わなかった。
でも、約9か月、バナナの母はしっかりと子どもたちを守りぬいた。

奇跡の1房を大切に味わった。
果実って天からの恵み。

モンシロチョウよ

2015-04-17(金)

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1ヶ月前くらいの庭のケール畑。
今はね、だいぶモンシロチョウの子どもたちが食べて、様子はかわっている。
青虫君はすごい食欲旺盛で、グングン成長する。
モンシロチョウのお母さんも、1日何回も卵を産みにくる。
最初の頃は「ケールぜんぶ食べないでよね!」って思っていたけれど、
今や自然の生命力に降参してる。

でも青虫君のいくつかは虫かごで飼育中。
毎日大きくなっていく速度とか、蛹になる瞬間とか、
思えば蝶々をこんなに短に見るのははじめて。

庭にモンシロチョウがひらひら飛んでいる光景は平和。
蜂もてんとう虫も飛んできて、みんなで庭で遊んでる。

大家さんが庭にやってきて、野菜と一緒に雑草も元気に育っているのをみて、
「いろんな方法があるけれど、草とってもいいんじゃない?」って笑っていたよ。
グァバの木にたくさん虫の卵がうみつけられているをみて、大家さんが農薬をとりだしてきた。
「虫のついている枝は切り落として、様子をみてもいいですか?
木は元気にみえるから、卵は一時的なことで大丈夫な気がしますよ」
って言ったら、「そうね」ってあきらめてくれた。

咲いている。

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たったひとつの小さな花が、心にぽっと光を灯す。

ありがとう。

庭の植物たちがわたしを生かしてくれる。