Category Archives: バードール図鑑

コトリ工房の作品「バードル」の種類別解説。

【バードル図鑑・15】イルカどこにいるか?

2017-01-21(土)

名前の通りコトリ工房は「鳥」が大好きですが、実はイルカも大好きです。
東京の御蔵島という島は、近海にイルカが周遊していることで有名ですが、一度行ったことがあります。
小さな漁船に乗って、イルカが近くに現れたら海にドボンと飛び込みます。
シュノーケルをしながら、イルカが泳いでいるのを海中で見るのです。
海に入ると、今まで聞いたこともない「キュイーン、キューン」というイルカの歌声が響きわたり、イルカがこちらをチラっと見て通りすぎていくのです。泳ぎの上手な人は、イルカと一緒に泳いでます。
親子のイルカもいて、お母さんイルカが子どもイルカに泳ぎを教えているのも見られました。

少し下の方を泳ぐイルカがおでこから空気の輪をこちらに投げてくれました。
私の記憶の中ではその空気の輪をくぐりぬけました。海面近くにいる私にそんなことが可能なのかはわかりませんが、イルカからのプレゼントだと思っています。

沖縄に一度目に引っ越すちょっと前の思い出です。
そして、5年前二度目の沖縄暮らしが始まると、少し遠くなっていたイルカの存在がぐっと近づいてきました。
図書館で偶然手に取った「胎児との対話」という本、アウエハント静子さんとの出会い、
そしてイルカドールが生まれました。

たまにしか作りませんが、今久しぶりに作っています。

あっ、タイトルの「イルカどこにイルカ?」は、アウエハント静子さんが教えてくれたイルカが作った歌の一節です。
イルカドールを作っている時は、エンドレスでこの曲を聴いています。

【バードル図鑑】グリとグラ、空を飛ぶ

2016-06-06(月)

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グリとグラそれぞれのバードールはたくさん作っていましたが、この「グリとグラ、空を飛ぶ」で初めて、グリとグラが一緒になりました。

2014年12月のクリスマスの頃に出来上がりました。
グラは、このバードールを見届けるように12月25日の深夜に天国に旅立ちました。

グラは14年と8か月という鳥生をまっとうしました。
最後の数年間は、もう飛ぶことはできませんでした。
同じ年の親友グリ(現在16歳)は今も少しですが飛ぶことができます。

「グラとグリは一緒に空を飛びたかっただろうな」という想いからこのデザインが生まれました。2016年の「おいとま展」で初展時。グリとグラに縁のある友人たちに贈りました。

グリとグラのお話
・小鳥たちの瞳の輝き
・グラ、アセロラの樹の下に眠る
・なかよし

【バードル図鑑】コニー

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コニーがわが家にやってきたのは、2016年3月のこと。
インコ飼育歴は長いけれど、うさぎって未知の世界でした。
繊細で臆病で案外自己主張の強い生きものだと、うさぎのことを書いた本には書いてあります。

さてコニーはというと、のんびりとマイペースで、おおらかで好奇心旺盛なうさぎさんです。もちろん野生の本能で怖がりなところはありますが、たいがいリラックスして横になって昼寝しています。
コニードールもお得意のからだのびーポーズです。

前足で顔を洗ったり、喜びの垂直ジャンプをしたり、人の周りをくるくる回ったり、手をペロペロしてくれたり、そうとうかわいいいです。

インコたちとの関係も悪くはなさそうです。
リモーネはコニーの背中に飛び乗りました。
近々、コニーロデオドールを作りたいと思っています。

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【バードル図鑑】グスク

2016-06-01(水)

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コトリ工房の庭に毎日遊びに来ていた猫のグスク。
名付け親はきぢ。「お城(沖縄ではグスクという)のように、気品がありお行儀がいいノラネコ」という意味が込められている。

ご飯もらえるかわらかいないのに、ドアの前で姿勢良く目をつぶて待つグスク。縁側に座り、開いた窓の隙間から部屋の中をじっと除くグスク。

いつしか、このノラネコさんと深いところで繋がっていたのです。
2016年4月13日、彼女はこの世にさよならをしました。
大好きなグスク。庭と家の中には大きな境界線があったけれど、心の境界線を軽々と超えてこちらに飛び込んできてくれました。

ノラネコで、大人になって数年生きることができるができるネコはどのくらいいるのだろう?と考えた時、グスクと一緒にいられることの奇跡に、いつだって涙が出てきました。

グスクドールはグスクがなくなってちょうど一ヶ月後に完成しました。

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グスクのお話

【バードル図鑑】森のフクロウ

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2010年の作品展「森と小鳥のクリスマス」で登場したフクロウさん。
実はこのフクロウには、仲間がいました。ミミズクさんです。
耳のあるミミズクは、猫と鳥が合体したような子でした。
でも、ある日、ミミズクの型がないことに気がつきました。風で飛んで行ったのかもしれません。

ミミズクさんをカバーするかのように大活躍なのがこのフクロウ。
色は黄、ピンク、緑、茶などなど。
わっか屋のバードール展で密かにパープルの子がいました。
色は他のフクロウに比べて薄めです。顔色も白く、浮世離れしています。
「色が薄いし地味だから残るかな?」と思っていたのですが、この色に惹かれて連れて帰ってくれたお客さんがいました。

パープルのフクロウがいなくなって、わっか屋のまいちゃんが寂しそうです。
「紫色のあの子がずっと気になっていた。佐藤初女さんのような雰囲気。もう一度会いたいな」って。確かに初女さんの髪と同じ色だけれど。

どなたかパープルのフクロウさんを連れて、わっか屋さんに遊びに行ってくれませんか?

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右上の子です。

バードル展までの道のり

2月中旬に行ったタスマニアから、わっか屋バードール展までの3ヶ月間をふり返る。

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オーストラリア・タスマニア島の旅ではたくさんの動物と自然と出会って、自分の生まれたこの地球とチャンネルを合わせるという経験をして、日本に帰ってきた。

わっか屋の作品展の内容は、旅の前は「台所と陰陽五行+バードールがいいかも」と考えていたけれど、旅から帰ってみるとシンプルにバードールをたくさん作ろうと思った。今までのバードールを全種類作って、みんなでわっか屋に飛んで行こうと決めた。

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グリは16歳の誕生日を迎え、リモーネは1歳の誕生日を迎えた。
そして、コトリ工房に仔うさぎのコニーがやってきた。そんな3月。

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とてもかわいがっていた庭ネコグスクが、4月の中頃なくなった。
雨がたくさん降った後の朝、家の前の草のベッドで静かに眠っていた。
もう目を開けることはないグスクを、きぢと鳳凰木の下に埋葬したんだ。

悲しすぎて、寂しすぎて、製作する手が完全に止まってしまった。
製作どころじゃない、何もかもが止まってしまったよ。

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でも、やがてグスクの死を受け入れることができて、今ここにいるグリやリモやコニーやきぢと一緒に時を過ごせる幸せをあらためて感じることができたんだ。

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GWは、きぢとちゃぶ台でひたすらバードール作り。
一ヶ月に30個作るのも大変だったのに、1日15個のペース。
最終的には約30種類120個以上作ることができた。

すべりこみで新作バードールも完成。
七つの種と壺ドールも4つしか作ってなかったんだけど、少ないことにハッと気がつき追加で10個。

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グスクドールとコニードール。
コトリ工房の世界は鳥類を超えつつあります。

【バードル図鑑】メイとメイメイ

2016-05-30(月)

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ある朝、子供の泣くような声が風に乗って届きました。
「猫の声?子供の声?」と数日間考えていたのですが、すぐ近所の原っぱにヤギがいることを発見。
沖縄を旅するようになって、ヤギに出会うことが増えて、ヤギのにんまりとした表情にすっかり魅了されたわたし。
まさか、自分の住む町にヤギが現れるとは夢のようです。
ヤギの声が聞こえてくるたびに、あーなんてのどかなんだって癒されていました。

その後、ヤギのメイの出産に立ち会うことになったり、子ヤギのメイメイの成長を見守ったり、ばったりヤギ親子と道であったりなど、素晴らしい時間を過ごすことができました。

今、メイとメイメイの暮らしていた原っぱは駐車場になってしまいました。
メイとメイメイがどこかで今も変わらず幸せにくらしていることを願います。

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メイとメイメイのお話

【バードル図鑑】ペンギン

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ペンギン好きのお友だちのリクエストから生まれました。
色は藍の顔料で染めています。涼しげに仕上がりました。

ペンギンの歩き方、たたずみ方が好きです。
子どもの頃から「家のお風呂場でペンギンを飼えないものだろうか?」と考えたものです。

【バードル図鑑】ペレラブバード

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実は、この子はペレラブバードのわっか屋特別バージョン。
といえば、聞こえがいいですが、久しぶりに作ったものだから、色を反転させてしまったのです。
そしたら、なんだかキジムナーみたいになりました。

元の色はこれ(笑)。
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manaさんドールとともに、manaさん活動10周年記念ライブ「KE’OLA」(2015年)で、限定販売されました。
ペレは、ハワイ島キラウエア火山の女神様。「アイアロオペレ」というフラをみんなで踊ってね、それぞれの心の中のペレが動き出し、爆発し、ぶつかり合い、そこには新しい何かが生み出され・・・。
manaさん率いるペレ軍団のために作りました。
コトリ工房らしくペレとインコを掛け合わせたデザインです。

ペレラブバードにはいろんな想いがこもっていますよ。
一言ではいい表せない想いはこちらに書きました。

・ペレラブバードの誕生
・ペレをめぐるわたしの物語
・泣いてもいいよ。

【バードル図鑑】manaさん

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ストリートフラダンサーのmanaさん(あきこさん&きょうこさん)をモデルにした、コトリ工房初の人間型バードール。2015年7月に開催されたmanaさん活動10周年記念ライブ「KE’OLA」で、限定販売されました。

manaさんとの出会いは、2013年の秋。沖縄のカフェイオンカでのmanaさんフラワークに参加してから、manaさんはフラの先生であり、大切な友だちでもある。二人はいつもまっすぐでね、いろんな壁にぶつかったり、人にぶつかったり、穴に落ちたり、空を飛んだり、神様になったり、お笑い芸人になったり、修行者になったりその七変化ぶりが目を離せないのです。

manaさんの踊りを見たことがない人はぜひ一度は見てほしい。
「地上に生きるってこういうことか」って涙が出てくるんだから。
優しく、慈しむのは、この身体と魂。

manaさんについて